カテゴリー
オーディオ

mediatomb(DLNAサーバー)を複数起動させる〜その2〜

かなり以前、一台のサーバーでmediatombを複数起動させるという記事を書きました。
その後、断続的にあれこれやってたのですが、そこで気付いたことを書いておきます。

DLNAサーバー(mediatomb)とDLNAレンダラーが通信に使用するポートは、config.xmlで指定できます。
が、dlnaサーバーの存在を知らせるためのマルチキャストにはport1900を使用します(多分)。
複数のmediatombを起動させると、port1900を取り合うために、DLNAサーバーの存在を告知するところがうまく行きません。
PlugPlayerなど、メディアサーバーの表示がクルクルと変わっているのがわかります。

そのため、DLNAサーバーの指定は、マニュアル操作で行わなければなりません。
PlugPlayerは、メディアサーバーを手動で追加するのはなんの問題もないのですが、PS AudioのeLyricなどは手動でメディアサーバーを追加すると、アプリがクラッシュしてしまいます。
個人的には、eLyricのユーザーインターフェースは好きなんですが、こればっかりはどうにもなりません。

結論から言うと、mediatombを複数起動させる場合は、同じIPアドレスでportだけ変えるだけでいけるんじゃないかと思います。
ただし、DMC(DLNAのコントローラー)ソフトは、DLNAサーバーを手動で設定して追加できるものが必要ということになると思います。

これらの課題をクリアしても、iPod touchなどのタブレット端末をDMCとして使っていると、端末がスリープした時点で、次の曲が再生されない(DMCからレンダラーへの指示がいかない)という問題が残りますが…
僕がDLNAを使わなくなったのも、このへんに理由があります。
DMCがスリープしたら次の曲の再生が止まる問題や、ギャップレス再生できない問題とかは、そのうち解決されるものと期待していますが。