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オーディオ

mpdにて複数の音声出力先の指定をわかりやすくする

以下は、先日の日経Linux 5月号の記事にあった内容です。

mpd.confで、音声出力デバイスの指定法には、
hw
の他に
plughw
というのがあるそうです。

hwは、デバイス番号で、Linuxの起動時の検出順序に依存しますが、plughwはデバイス名に依存するそうです。
ということで、audio_outputのdeviceのところで、plughwで指定することで、USB-DACの電源投入順序だったり、あとから接続したりしても、確実に指定できるんだそうです。

実際に試してみたところ、そのとおりでした。

KENWOODのR-K731は、CODECです。
また、ステレオ誌付録のLXU-OT2はLXUOT2、TEACのUD-501はUD501、DigiFi付録のUSB DAC付きパワーアンプはDACです。

mpd.confのaudio_output部分を、例えば、以下のようにします。

audio_output {
type “alsa”
name “UD-501”
device “plughw:UD501,0”
}
audio_output {
type “alsa”
name “R-K731”
device “plughw:CODEC,0”
}

UD-501とR-K731を同時接続しても、とてもわかりやすくなります。
plughwに設定するデバイス名は、以下のコマンドを実行し(Ubuntuの場合)
sudo aplay -l
を実行したときに得られるカード名(「カード X:」の次の文字列)、もしくは、/proc/asound/にできているディレクトリ名を指定すれば良いようです。

**** ハードウェアデバイス PLAYBACK のリスト ****
カード 0: CODEC [USB Audio CODEC], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 0/1
サブデバイス #0: subdevice #0
カード 1: DAC [USB Audio DAC], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 1/1
サブデバイス #0: subdevice #0
カード 2: UD501 [TEAC UD-501], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 0/1
サブデバイス #0: subdevice #0

上記のようにmpd.confを設定すると、mpd側からのDAC指定もわかりやすくなります。