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Ubuntuのmpdを最新バージョンにする

先日の日経Linuxの記事を見つつ、Ubuntuのmpdを最新バージョンにしてみました。
ちなみに、僕のUbuntu 12.04環境では、当該誌の記事の通りにはいきませんでした。

以下で紹介する方法が最善ではないと思いますが、とりあえず、これでうまくいっています。

まずは、Ubuntuに開発環境をインストールします。
以下を実行します。
sudo apt-get install build-essential dpkg-dev autoconf automake
多分、これで、mpdをソースコードからビルドするのに必要なパッケージはインストールされると思います。

次に、mpdのビルド時に必要になるパッケージをインストールします。
sudo apt-get build-dep mpd
これで、flacなどの楽曲ファイルのエンコーダーなどのライブラリ、ビルド用ライブラリがインストールされます。

また、mpd-0.18をインストールする場合や、0.17.xでもgitを使用する場合は、gitもインストールする必要があります。
sudo apt-get install git-core

mpdのソースコードを取得します。
http://www.musicpd.org/download.html
から、ソースコードファイルをダウンロードするか、gitで取得します。

gitを使う場合は、適当なディレクトリに移動して、
安定版の最新バージョンを取得するには、
git clone git://git.musicpd.org/master/mpd.git
を実行します。
開発版であるver 0.18を使用する場合は、
git clone git://git.musicpd.org/master/mpd.git mpd-0.18.0
を実行します。

これで、ソースコードが取得できました。
mpdやmpd-0.18.0(バージョン番号)といったディレクトリができますので、その中に移動します。

次に以下を実行します。
./autogen.sh
必要なライブラリやパッケージが全てインストールされていると、だ〜っとメッセージが表示されて、最後に、
MPD is ready for compilation, type “make” to begin.
と表示されて、処理が終了します。
指示通り、
make
を実行します。
PCの処理速度にもよりますが、数分でビルドは完了します。
エラーが起きなければ、最後に、
make[1]: ディレクトリ `インストール先ディレクトリ’ から出ます
と表示されて終了します。

次は、mpdのインストールです。
sudo make install

これで、ビルドされたmpdの実行ファイルがインストールされました。
通常であれば、インストール先は
/usr/local/bin/mpd
です。

現在動いているUbuntuのパッケージからインストールしたmpdを止めます。
sudo service mpd stop
そして、起動mpdのスクリプトを書き換えます。
/etc/init.d/mpdの以下の箇所を
DAEMON=/usr/bin/mpd
以下に書き換えます。
DAEMON=/usr/local/bin/mpd

これでmpdを起動させます。
sudo service mpd start

バージョンが新しくなったかどうか、mpcで確認します。
mpc version

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