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mpd 0.18とネットラジオ

先日、「Ubuntuのmpdを最新バージョンにする」にて、Ubuntu 12.04のmpdを、最新バージョン0.18にするという記事を書きました。
その後、しばらく、mpd 0.18を使っていたのですが、一つちょっとした問題に気付きました。

ネットラジオ再生中に、楽曲の情報がmpcbridgeに表示されないのです。
調べてみると、mpdから再生中の楽曲に関する情報を出てきていません。

そこで、mpd 0.17.4のソースを取得し、上記記事と々手順でビルドおよびインストールを行いました。
再度、ネットラジオ局を再生すると、今度はちゃんと再生中の曲の情報が表示されます。

ビルド時のオプションは初期状態のままです。
configureのオプションの初期値が0.17までのそれと0.18のそれとで異なっているのか、あるいは0.18の問題なのか、細かいところまでは調べていません。
というか、configureのオプションが結構沢山あって、ちょっと驚きました(笑)

0.17.4でも、DSDに対応していますので、当面は0.17.4を使うことにします。

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mpdクライアント mpcbridge ver. 1.7リリース

mpcbridge ver 1.7をリリースしました。
mpcbridgeの詳細は、こちらをご覧ください。

↓↓ダウンロードはこちら
http://www.fourthgate.jp/mpcbridge/mpcbridge.zip

【概要】
mpcbridgeは、アーティスト名の五十音表示に対応したmpd(Music Player Daemon)のリモコンとして動作するWebアプリです。
完全ではありませんが、アーティスト名が五十音順にソートされ、アーティスト名を読みがなで検索することができます。
また、スケジュール再生機能を持っていますので、指定した日時に楽曲を再生させることもできます。
Webアプリですので、インストール先は、mpdが動いているホストである必要はありません。
※mpdのデータベースアップデートにmpcを使用する場合は、mpcbridgeをインストールするホストにもmpd/mpcが必要です。

【動作環境】
1) Webアプリ側
・ApacheなどのWebサーバー
mod_rewriteが必要です。
・PHP 5.2.8以上(CakePHP2.2を使用しているためです)
DOM/libxmlも必要です。また、ImageMagickも必要です。
・MySQLなどのデータベース

その他にjQueryとjQuery Mobile、jQuery autopagerも使用しています。

2) クライアント側
Safari、Chrome等のレンダリングエンジンにAppleWebKitを使用したWebブラウザーを想定しています
・Internet Explorer では表示が崩れるかもしれません
・FirefoxやOperaでは、十分なチェックをしていません
・ユニコード絵文字を使用しており、OSやWebブラウザーによっては、正しく表示されない場合があります
(Mac OS X 10.8のSafari、iOS6のiPod touch、Nexus 7のGoogle Chromeで表示されることを確認しています。Kindle Fire HDは絵文字部分が化けます)
画面レイアウトは、タブレット端末(iPod touch、Nexus 7、Kindle Fire等)を想定しています。
個人的には、7インチサイズのタブレットがオススメです。

【ver 1.6から1.7への変更点】
以下の修正、変更を行っています。
1) ジャケット写真一覧ページで、縦方向にスクロールすると次ページを自動的に読み込むように変更しました
2) 選曲トップのメニューの並びを変更しました
3) 日本人アーティスト名情報を追加しています

以前の変更履歴は、別途「変更履歴.txt」を参照ください。

  
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Ubuntuのmpdを最新バージョンにする

先日の日経Linuxの記事を見つつ、Ubuntuのmpdを最新バージョンにしてみました。
ちなみに、僕のUbuntu 12.04環境では、当該誌の記事の通りにはいきませんでした。

以下で紹介する方法が最善ではないと思いますが、とりあえず、これでうまくいっています。

まずは、Ubuntuに開発環境をインストールします。
以下を実行します。
sudo apt-get install build-essential dpkg-dev autoconf automake
多分、これで、mpdをソースコードからビルドするのに必要なパッケージはインストールされると思います。

次に、mpdのビルド時に必要になるパッケージをインストールします。
sudo apt-get build-dep mpd
これで、flacなどの楽曲ファイルのエンコーダーなどのライブラリ、ビルド用ライブラリがインストールされます。

また、mpd-0.18をインストールする場合や、0.17.xでもgitを使用する場合は、gitもインストールする必要があります。
sudo apt-get install git-core

mpdのソースコードを取得します。
http://www.musicpd.org/download.html
から、ソースコードファイルをダウンロードするか、gitで取得します。

gitを使う場合は、適当なディレクトリに移動して、
安定版の最新バージョンを取得するには、
git clone git://git.musicpd.org/master/mpd.git
を実行します。
開発版であるver 0.18を使用する場合は、
git clone git://git.musicpd.org/master/mpd.git mpd-0.18.0
を実行します。

これで、ソースコードが取得できました。
mpdやmpd-0.18.0(バージョン番号)といったディレクトリができますので、その中に移動します。

次に以下を実行します。
./autogen.sh
必要なライブラリやパッケージが全てインストールされていると、だ〜っとメッセージが表示されて、最後に、
MPD is ready for compilation, type “make” to begin.
と表示されて、処理が終了します。
指示通り、
make
を実行します。
PCの処理速度にもよりますが、数分でビルドは完了します。
エラーが起きなければ、最後に、
make[1]: ディレクトリ `インストール先ディレクトリ’ から出ます
と表示されて終了します。

次は、mpdのインストールです。
sudo make install

これで、ビルドされたmpdの実行ファイルがインストールされました。
通常であれば、インストール先は
/usr/local/bin/mpd
です。

現在動いているUbuntuのパッケージからインストールしたmpdを止めます。
sudo service mpd stop
そして、起動mpdのスクリプトを書き換えます。
/etc/init.d/mpdの以下の箇所を
DAEMON=/usr/bin/mpd
以下に書き換えます。
DAEMON=/usr/local/bin/mpd

これでmpdを起動させます。
sudo service mpd start

バージョンが新しくなったかどうか、mpcで確認します。
mpc version

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VortexBoxのmpd

VortexBoxのmpdがVer. 0.17.4に上がってますね
このバージョンは、mpdの安定版の最新バージョンのようです

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mpcbridgeをダウンロードして頂いた皆さんへ

平均すると、週に1〜2件程度、mpcbridgeをダウンロードして頂いています。
ダウンロードして頂いた方々は、ちゃんとインストールできていますか?
Linux/Unixの知識がそれなりにあるとか、Web制作が本業といったかたでもなければ、mpcbridgeのインストールは相当大変だと思います。

不明な点があれば、この記事へのコメントでも構いませんし、掲示板でも結構ですので、お気軽に書き込みをお願いします。
また、使い勝手についても、ご意見、ご感想をお聞かせ願えればと存じます。

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mpdクライアント mpcbridge ver. 1.6リリース

mpcbridge ver 1.6をリリースしました。
mpcbridgeの詳細は、こちらをご覧ください。

↓↓ダウンロードはこちら
http://www.fourthgate.jp/mpcbridge/mpcbridge.zip

【概要】
mpcbridgeは、アーティスト名の五十音表示に対応したmpd(Music Player Daemon)のリモコンとして動作するWebアプリです。
完全ではありませんが、アーティスト名が五十音順にソートされ、アーティスト名を読みがなで検索することができます。
また、スケジュール再生機能を持っていますので、指定した日時に楽曲を再生させることもできます。
Webアプリですので、インストール先は、mpdが動いているホストである必要はありません。
※mpdのデータベースアップデートにmpcを使用する場合は、mpcbridgeをインストールするホストにもmpd/mpcが必要です。

【動作環境】
1) Webアプリ側
・ApacheなどのWebサーバー
mod_rewriteが必要です。
・PHP 5.2.8以上(CakePHP2.2を使用しているためです)
DOM/libxmlも必要です。また、ImageMagickも必要です。
・MySQLなどのデータベース

その他にjQueryとjQuery Mobileも使用しています。

2) クライアント側
Safari、Chrome等のレンダリングエンジンにAppleWebKitを使用したWebブラウザーを想定しています
・Internet Explorer では表示が崩れるかもしれません
・FirefoxやOperaでは、十分なチェックをしていません
・ユニコード絵文字を使用しており、OSやWebブラウザーによっては、正しく表示されない場合があります
(Mac OS X 10.8のSafari、iOS6のiPod touch、Nexus 7のGoogle Chromeで表示されることを確認しています。Kindle Fire HDは絵文字部分が化けます)
画面レイアウトは、タブレット端末(iPod touch、Nexus 7、Kindle Fire等)を想定しています。
個人的には、7インチサイズのタブレットがオススメです。

【ver 1.5から1.6への変更点】
以下の修正、変更を行っています。
1) 同じディレクトリに複数のアルバムの楽曲を保存している場合に、五十音検索にアルバムが表示されない問題を解消しました
2) 日本人アーティスト名情報を追加しています
3) 同梱の「vortexboxへのインストール例.rtf」に、不足する箇所があったので追記しています。

以前の変更履歴は、別途「変更履歴.txt」を参照ください。

 
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mpcbridge付属のドキュメントについて

バグというわけではないですが、パッケージに同梱している書類「vortexboxへのインストール例.rtf」に一部記述漏れがありました。
不足分を追加して、再度アップロードしています。

不足していた内容は、mpcbridgeインストール先のディレクトリに対して、apacheの設定に
AllowOverride ALL
を追加するというものです。

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仮想マシンへのVortexBoxのインストール

たいそうなタイトルですが、要は復習してみました(笑)

Mac OS X上の「Parallels Desktop」で仮想マシンを作成して、VortexBoxをインストールしました。

インストールCDイメージからの起動画面です。
install1

HDDの容量が十分ある場合は、一番上の「Install VortexBox」を、
今回のような仮想マシンの場合やSSDにインストールする場合は、二番目の「on VMware or <30GB hard disk」を 選択しろと、VortexBoxのドキュメントには書かれています。 HDDを複数台搭載している場合は、3番目以降のRAID0を構築してのインストールを選択するようにとなっています。 が、個人的には、RAID0は怖くて選択しきりません(笑) 一番目と二番目の大きな違いは、1台のHDDを1パーティションとして使用するか2パーティションとして使用するかでしょうか。 VortexBoxでは、リッピングした楽曲データを/storageに保存します。 前者では、/storageを別パーティションにします。別パーティションにする場合、/(ルートパーティション)に20GBほど割り当てて、残りを/storageパーティションに割り当てるようです。 以下のようなメッセージを出しつつ、インストーラーが起動します。 install2

次は、タイムゾーンの設定です。
住んでいる地域のタイムゾーンを選択するだけです。
System clock uses UTCはチェックしません。僕のMacの時計は、日本時間に設定しているからです。
install3

次は、rootユーザーのパスワード設定です。
外部に公開するサーバーではないので、適当で良いですね。多分…
install4

パスワードの設定を終えたら、ファイルのコピーが始まります。
install5

コピーが終了すると、システムが再起動して、インストール作業は終了です。
設定したパスワードでログインします。
install6

これだけです。
と、簡単に終わるように書きましたが、ハードウェアによっては、インストールが途中で止まることがあるようです。
その場合は、一つ前のバージョンVortexBox 2.1をインストールしてみるのも良いかもしれません。
インストール後、2.2へアップデートすることは可能です。

無事インストールが完了して、システムが起動したら、各種ツールを更新して最新バージョンにします。
rootユーザーでログインし、
yum update
と入力して、アップデートを行います。
install7
アップデート対象のファイルがリストされ、実行するかの確認メッセージが出てくるので、「Y」を押して続行します。
このアップデートは、インターネット経由で行うので、当然ながらインターネットに接続されている必要があります。

VortexBoxのWeb画面から、サウンドデバイスがちゃんと検出されているかを確認してみます。
http://仮想マシンのIPアドレス/にアクセスして、左下の「Configure VortexBox Player」をクリックします。
sound_p1
仮想マシンにはサウンドデバイスも設定されています。
この仮想マシンに、ステレオ誌付録のLUXのUSB-DACを接続してみます。
上記画面を更新すると、LUXのUSB-DACが追加されて、以下のようになります。
sound_p2

ちなみに、ASUS E45M1ではこのような画面になります。
sound_e1
E45M1のサウンド出力は、HDMIとオンボードのALC892があるので、二つのデバイスが表示されます。
これに、DigiFi付録のUSB-DACを繋ぐと、以下のようになります。
sound_e2

これらのサウンド出力デバイスは、コンソールから、
aplay -l
を実行することで確認できます。

この時点で、とりあえず音が出るかを確認する方法は、Logitech Media Serverを開いてインターネットラジオで確認するのが良いでしょう。
VortexBoxのWeb画面から、「SqueezeBox Server」をクリックすると、別ウインドウでLogitech Media Server画面が開きます。
ここで、Internet Radioから適当に選局して再生を行います。
再生が開始されると、以下のようにウインドウ右側に再生状況が表示されます。
logitechms_radio

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Digi Fi No.10付録のDACとmpd

mpcbridgeで、mpd側で音量をコントロールできるようになったので、Digi Fi No.10付録のDACで試してみました。
当然ながら、mpd側からは音量をコントロールできます。
が、DAC側のプッシュスイッチを操作しても、mpd側の音量は変わりません。
ALSAのバージョンのせいなのか、mpdのせいなのか、詳細はわかりませんが、とにかくそういう状況です。

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mpdクライアント mpcbridge ver. 1.5リリース

mpcbridge ver 1.5をリリースしました。
mpcbridgeの詳細は、こちらをご覧ください。

↓↓ダウンロードはこちら
http://www.fourthgate.jp/mpcbridge/mpcbridge.zip

【概要】
mpcbridgeは、アーティスト名の五十音表示に対応したmpd(Music Player Daemon)のリモコンとして動作するWebアプリです。
完全ではありませんが、アーティスト名が五十音順にソートされ、アーティスト名を読みがなで検索することができます。
また、スケジュール再生機能を持っていますので、指定した日時に楽曲を再生させることもできます。
Webアプリですので、インストール先は、mpdが動いているホストである必要はありません。
※mpdのデータベースアップデートにmpcを使用する場合は、mpcbridgeをインストールするホストにもmpd/mpcが必要です。

【動作環境】
1) Webアプリ側
・ApacheなどのWebサーバー
mod_rewriteが必要です。
・PHP 5.2.8以上(CakePHP2.2を使用しているためです)
DOM/libxmlも必要です。また、ImageMagickも必要です。
・MySQLなどのデータベース

その他にjQueryとjQuery Mobileも使用しています。

2) クライアント側
Safari、Chrome等のレンダリングエンジンにAppleWebKitを使用したWebブラウザーを想定しています
・Internet Explorer では表示が崩れるかもしれません
・FirefoxやOperaでは、十分なチェックをしていません
・ユニコード絵文字を使用しており、OSやWebブラウザーによっては、正しく表示されない場合があります
(Mac OS X 10.8のSafari、iOS6のiPod touch、Nexus 7のGoogle Chromeで表示されることを確認しています。Kindle Fire HDは絵文字部分が化けます)
画面レイアウトは、タブレット端末(iPod touch、Nexus 7、Kindle Fire等)を想定しています。
個人的には、7インチサイズのタブレットがオススメです。

【ver 1.4から1.5への変更点】
以下の修正、変更を行っています。
1) 音量をコントロールできるようにしました
設定画面(/setup)に、ボリュームという項目を追加して、そこで変更できるようにしています。
ただし、mpd.confで
mixer_type “software”
と設定している必要があります。
mpd側で音量が変更できない設定、
mixer_type “disabled”
となっている場合は、設定画面に「ボリューム」の項目が出てきません。
音量は0~100で指定可能です。
2) トップページのジャケ写下のスライダーでの再生位置コントロール機能を改善しています。
以前はタップでは、そこに移動しなかったのですが、今回のバージョンではタップでもその場所に再生位置が移動します。
3) ネットラジオ局の追加ができない不具合を修正しました。
4) イニシャル検索ページのhtmlのコーディングミスを修正しました。
5) 日本人アーティスト名情報を追加しています
6) 五十音検索において、The で始まるアーティスト名も、アルファベット順に並ぶようになりました
7) 五十音検索、フリーワード検索において、アーティストのアルバムリストに、ジャケット写真を表示できるようにしました

1.4以前の変更履歴は、別途「変更履歴.txt」を参照ください。
 
 
●音量コントロール
mpd側で音量をコントロールできる場合にのみ、音量コントロール機能は表示されます。

 

 
 
●五十音表示、ジャケット表示