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今度こそ…FLAC再生時、WAV再生時の負荷の違い

前回はちょっとちょんぼがあったので、再度調べてみました。

使用環境はいつものVortexBoxです。
mpdのバージョンは、0.17.4。
マザーボードはASUS E45M1-Iで、CPUはAMDのE-450です。
USB DACは、TEAC UD-501です。
それ以外の出力先は指定していません。

試した曲は、EaglesのHotel California。196KHz、24bitのデータです。
オリジナルのFLACは、HDTracksより購入した、イーグルスのホテル・カリフォルニアです。
これを、まず、WAVにコンバートしました。さらに、そのWAVをFLACにコンバートしました。
FLACの圧縮レートは、XLDの設定を変えていくつか試してました。

それぞれのファイルサイズは以下の通りです。
WAV:450.3MB
FLAC(圧縮率最高):285.3MB
FLAC(圧縮率標準):259.9MB
FLAC(圧縮率2目盛り目):267MB
FLAC(無圧縮):451.1MB
これを見ると、圧縮率の表記と、実際のファイルサイズにはかなりの差を感じます。

CPU負荷は、topコマンドで確認しました。イントロから歌い出し始めのあたりまでを、目視で確認しただけなので、厳密な数値とは言えません。が、傾向はわかると思います。
その際、mpcbridgeなど、mpdのリモコン類は全て接続していない状態です。つまり、リモコンアプリとmpdの通信を行っていない状態ということです。

CPU負荷はさらに面白い結果となりました。
WAV再生時:1.7〜2.3%
FLAC(圧縮率最高)再生時:5.3〜6.3%
FLAC(圧縮率標準)再生時:4.0〜5.6%
FLAC(圧縮率2目盛り目)再生時:3.6〜4.6%
FLAC(無圧縮)再生時:4.3〜5.0%

WAVの負荷が低いのは何となく予想が付いていましたが、FLACの負荷が意外でした。
圧縮率最高の負荷が最も高いのは予想通りですが、軽めに圧縮をかけているほうが無圧縮よりも負荷が低くなっています。
FLACのデコーダーがどのようになっているのかわかりませんが、無圧縮よりも、多少圧縮しているほうがCPU負荷は低い結果となりました。
FLACの場合は、無圧縮ではなく多少圧縮するのが、ディスクスペースも含めて効率的といえるかもしれません。
(他の楽曲データでも確認したほうが良いですかね)

ちなみに、僕の糞耳では、いずれの形式の違いもわかりませんでした(笑)