last.fmという音楽専用のサービスがあります。
アカウントを作成すると、自分が聴いた音楽のログ(last.fmではScrobbleと呼称しています)が取れます。
そのログの傾向から、似たような音楽を提案してくれます。また、有料サービスとしてストリーミングラジオがあるそうです。
僕は、自分の音楽の性癖(笑)を見るために使ってます。
mpdで再生した音楽もlast.fmでログを取ることができます。
そのためには、Music-Audioscrobbler-MPDをインストールするだけです。
Music-Audioscrobbler-MPDは、CPANから入手できます。
CPANのモジュールのインストール手順は、他のサイトを参照してください。
僕の環境では、以下のモジュールも必要でした。
Music-Audioscrobbler-Submit
Config-Options
Proc-Daemon
設定ファイルは、ソースコード内にひな形があります。
examples/musicmpdscrobble_example.conf
を/etc/内にmusicmpdscrobble.confとしてコピーします。
このファイルの中の
lastfm_username => “riemann42”,
lastfm_password => “secret”,
の部分を、自分のアカウントのそれに変更します。
また、楽曲データの保存先に関する部分も変更します。
music_directory => “/mnt/music”
スーパーユーザーで、以下を実行します。
sudo /usr/local/bin/musicmpdscrobble
/var/log/musicmpdscrobble.log
を見て、うまく動いているようであれば、mpdで楽曲を再生してログの状態を確認します。
また、last.fmの自分のページで、Scrobbleの状況も確認します。
再生した楽曲の情報を正常に送ることができているようであれば、/etc/init.d内に起動スクリプトを設置します。
起動スクリプトのサンプルがあるので、それをコピーして使用します。
/etc/init.d/skeleton
僕は、
/etc/init.d/musicmpdscrobble
として設置しました。
skeltonをコピーしたのであれば、以下の部分を変えるだけで大丈夫だと思います。
DESC=”musicmpdscrobble..”
NAME=musicmpdscrobble
DAEMON1=/usr/local/bin/musicmpdscrobble
PIDFILE1=/var/run/musicmpdscrobble.pid
これで、次回のサーバー起動時から、musicmpdscrobbleが起動するようになるはずです。