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オーディオ

Ubuntuへmpd(Music Player Daemon)をインストールする(その5)

mpdの設定ファイル、
/etc/mpd.conf
を編集します。

music_directory

とある行を探し、そこに記載されているパスを、音楽データの保存ディレクトリに変更します。
僕の場合は、

“/mnt/music”

です。

bind_to_address

とある行を探し、先頭に#を追加して、この行をコメントアウトします。
これで、LAN内の他のPCなどからmpdに接続できるようになります。

次は、音声出力先の設定です。

audio_output

で始まる行を検索します。
audio_outputの後の{から}までで、サウンド出力デバイスの記述です。
複数の出力先がある場合は、これを複数記述します。
通常、必要なのは、以下の三つです。

type
name
device

その他については、設定しなくても音は出ます。

typeについては、今回の場合はalsaですので、以下のようにします。

type “alsa”

nameは、mpdクライアントから出力先を指定する場合に、わかりやすい名称にします。
通常は、s/pdifとかusbといったところでしょうか。

deviceは、先のaplay -lの結果を使用します。

カード 2: default [USB Audio DAC ], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 1/1
サブデバイス #0: subdevice #0

を使用する場合は、

device “hw:2,0”

とします。最初の数字がカード番号、二つ目の数字がデバイス番号です。

なお、サウンド出力先が一つしかない場合は、このdeviceは省略できます。

audio_outputの設定は、以下のようなものになります。

audio_output {
type “alsa”
name “S/PDIF”
device “hw:1,1”
}
audio_output {
type “alsa”
name “ND-S1”
device “hw:2,0”
}

最後に、

mixer_type

とある行を検索して、

mixer_type “disabled”

の行を有効にします。

以上で、mpd基本的な設定は終了です。

mpdを再起動させて、設定を反映させます。

sudo /etc/init.d/mpd restart