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VortexBoxを試す

PCオーディオ関係のサイトを見てると、VortexBoxの話題が増えてきました。

というわけで、ちょっと試してみました。
VortexBoxをインストールしたのは、NTT-X Storeで安く売られていた富士通のPRIMERGY MX130 S2という小型のサーバー用PCです。
HPのProLiant MLに比べると、かなり小型です。そして、何よりもファンが静かです。
もっとも、その分電源容量がちょっと小さいようですが。

これに、VortexBox 2.1をインストールしました。
当たり前ですが、すんなりインストールできます。
しかし、設定ファイルにくせがあるようで、再起動する度にmpd.confを書き換えるようです。

このPCに、ONKYOのSE-90PCIをさして、S/PDIFとアナログから音を出せるようにしました。

大まかには、以下の手順です。
/opt/vortexbox/mpd_config.phpを編集して、audio_outputの部分を固定。
/etc/modprobe.d/usbaudio1.confを編集して、サウンドデバイスの検出順序を固定。
alsamixerを実行して、S/PDIF出力を有効にする。
alsactl storeを実行して、alsamixerで行った設定を保存する。

とりあえず、これで、SE-90PCIのアナログ出力、S/PDIF出力がmpdで選べるようになりました。
また、USB DACを繋いだ場合には、そちらにも出力できるようにしました。

CDを入れると、片っ端からリッピングしてくれますが、あるアルバムの旧盤と新盤(リマスター化など)が同じアルバムとして処理される場合もあります。
このへんが気になる人は、手動でタグ付けしなおすしかないですね。

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DigiFi付録のUSB DAC付きパワーアンプ

ステレオサウンド社のDigiFiという、PCオーディオ中心の雑誌(ムックかな?)があります。
今号の付録が、USB DAC付きパワーアンプということで、一部(amazon等)で品切れという状態になっています。
そうなってくると、欲しくなるのが小市民の人情・・・(苦笑)
近所の書店に行ったら、普通に山積みされていて(厚みが凄いので、数冊でもかなり積み上がったように見える)、拍子抜けしましたが、とりあえず買って来ました。

さっそく、ubuntu 12.04に繋いでみました。

sudo aplay -l
の結果は、以下のとおり。

カード 0: DAC [USB Audio DAC], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 1/1
サブデバイス #0: subdevice #0

USB Audio DACっちゅうのは、はじめて見ました。
また、/proc/asound/には、DACというディレクトリができています。
このへんも、R-K731やDAC-1000と違っています。

/proc/asound/DAC/stream0の内容は以下の通り。

Burr-Brown from TI USB Audio DAC at usb-0000:00:1d.0-1.6, full speed : USB Audio

Playback:
Status: Stop
Interface 1
Altset 1
Format: S16_LE
Channels: 2
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000
Interface 1
Altset 2
Format: S16_LE
Channels: 1
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000

サンプリングレートは48kHzまでで、adaptive転送されるようです。

ということで、mpdから再生させることはできますが、このパワーアンプはボリュームがありません。
なので、PC側で音量を調整して、USB DACに送り込む必要があります。

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HD Tracksでワーナー音源が買えなくなってる

多分、このせいだと思いますが…
国内初!ワーナーミュージック ハイレゾ音源配信

HD Tracksで、ワーナーの楽曲が購入できなくなっています。
YesやEaglesのアルバムをカートに入れようとしたら、「契約の関係上、お前の住んでいる国には売れなくなった」みたいなメッセージが出るようになりました。
価格差を考えると、なんか、釈然としないですね。

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mpdでネットラジオを聴く

ネットでmpdのことを調べていたら、ネットラジオが聴けることを知りました。
選局はできませんが、ネットラジオの情報をプレイリストに保存しておくと、MPoDからすぐに選局できます。

ということで、音質が良さそうなネットラジオ局を探していたら、LINNのラジオ放送のサイトに行きつきました。
http://radio.linnrecords.com/index2.html

プレイリストが保存されているディレクトリは、mpd.confの中を確認します。
デフォルトは、
/var/lib/mpd/playlists
となっています。
このディレクトリの中に、xxxx.m3uというファイル名で、プレイリストファイルを作成します。
xxxxは、何でも構わないのですが、プレイリストにはxxxxの部分が表示されるので、ここはラジオ局名にしておくのが良いでしょう。
ファイルの中身は、ラジオ局のストリーミングのURLです。

僕は以下のようにしました。
/var/lib/mpd/playlists/LinnJazz.m3u

http://89.16.185.174:8000/stream

/var/lib/mpd/playlists/LinnClassical.m3u

http://89.16.185.174:8004/stream

/var/lib/mpd/playlists/LinnRadio.m3u

http://89.16.185.174:8003/stream

これで、MPoDのcacheを再読込すると、プレイリストに上記ラジオ局が表示されます。
LinnJazz、LinnClassical、LinnRadioの三つのラジオ局が表示されます。
Linnのネットラジオは、320kbpsで配信されています。多くのネットラジオ局は128kbpsなので、音質的にもかなり有利だと思います。
実際、音は良いですけど。

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MPoD 1.7.1〜その2〜

mpd用のリモコンソフト、MPoDですが、新しいバージョン1.7.1では、日本語の楽曲、アルバムの検索がかなりまともになっているようです。
キーワードで検索してヒットした曲を適当に再生するなんてことが、ストレスなくできるようになりました。
これは嬉しい!

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MPoD 1.7.1

MPoDがバージョン1.7.1になっています。
大きな変更点は、mpdの設定画面でしょうか。
現在使用中のmpdの背景がグレーになったり、未設定のmpdサーバーは別リストになったり、今までより、多少わかりやすくなっています。

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Ubuntu 12.04 LTS

Ubuntu 12.04 LTSがリリースされています。

僕は、まだアップデートはしていないのですが、現時点でのmpdのバージョンは0.16.5のようです。
http://packages.ubuntu.com/precise/mpd

また、ALSAのバージョンは1.0.25のようです。
http://packages.ubuntu.com/precise/libasound2

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現在のシステム

システム構成
現在のシステムを、簡単にまとめておきます。
音楽ライブラリを納めているサーバーは、HP ProLiant ML110 G6です。
OSは、Ubuntu 10.04 LTS。mpdは、提供されるバイナリパッケージをそのまま使用しています。
したがって、mpdのバージョンは、ちょっと古めの0.15.10です。
alsaのバージョンは、1.0.23です。
ファイルサーバーとして使っているので、samba、netatalk、NFSも動かしています。
音楽ライブラリ専用に1TBのHDDを追加しています。
また、そのバックアップ用に2TBのHDDを追加しています。cronを使って、月に一度バックアップを取っています。

CDのリッピングは、Mac miniで行って、上記ML110にコピーしています。

KENWOOD R-K731とは、5mのUSBケーブルで接続しています。
5mものUSBケーブル、しかも安物ケーブルとくれば、オーディオマニアのかたから呆れられそうですが(笑)

ONKYO DAC-1000の横にあるPCは、mpdのみが入った再生専用PCです。
OSは、ML110と同じくUbuntu 10.04 LTSです。
システム起動時に、NFS経由でML110の音楽ライブラリのディレクトリをマウントしています。
ML110とは有線LANで接続しています。LANケーブルはごくごく普通のケーブルです。
DAC-1000とはUSB接続しています。

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KENWOOD R-K731をUSB接続のmpdで使用する

KENWOODのR-K731を購入しました。
このレシーバーは、背面にUSB端子があって、PCなどと接続することができます。

早速、mpdを動かしているUbuntuに繋いでみました。
Ubuntuのバージョンは、10.04 LTSです。

usb接続した結果は以下の通りです。

sudo aplay -l
の結果は、以下のもの表示されました。

**** ハードウェアデバイス PLAYBACK のリスト ****
カード 1: default [USB Audio CODEC ], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 0/1
サブデバイス #0: subdevice #0

cat /proc/asound/cards
を実行すると、以下のデバイスが表示されました。

1 [default ]: USB-Audio – USB Audio CODEC
Burr-Brown from TI USB Audio CODEC at usb-0000:00:1d.0-1.5, full
speed

cat /proc/asound/card1/stream0
の結果は以下の通りです。

Burr-Brown from TI USB Audio CODEC at usb-0000:00:1d.0-1.5, full : USB Audio

Playback:
Interface 1
Altset 1
Format: S16_LE
Channels: 2
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000
Interface 1
Altset 2
Format: S16_LE
Channels: 1
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000
Interface 1
Altset 3
Format: S8
Channels: 2
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000
Interface 1
Altset 4
Format: S8
Channels: 1
Endpoint: 2 OUT (ADAPTIVE)
Rates: 32000, 44100, 48000
===以下略===

これを見ると、サンプリング周波数は48KHzまでで、アダプティブ転送されていることがわかります。

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HDtracksなどの音源販売サイトのアクセス制限

僕が利用したことのある海外の音源販売サイトは、HDtracksLinn Recordsqobuzの三つです。
最近気付いたのですが、いずれのサイトも、一部購入できない楽曲が出てきました。
メッセージを見ると、「お前の国には売れない」といった主旨の内容です。

レーベルとの契約で、販売できる国・エリアが設定されていて、それを厳密に適用するようになったんじゃないかと思います。
それぞれのサイトが、アクセス元のIPアドレスで判別しているのか、購入者情報で判断しているのかはわかりません。
ネット上には、それぞれのサイトがある国のProxy Serverを通せば購入できるといった情報もありますが、僕はまだ試していません。

じゃ、これらの日本から購入できない楽曲が、日本の事業者によって販売されているかといえば、そうではないところが問題なんですよね…